WordPressとは?
WordPressはCMSの1つ
WordPressとは、CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)のひとつで、Webサイトやブログを簡単に作成・管理することができるソフトのこと。
通常、Webサイトを作るためには、HTMLやCSS、Javascriptといった言語が必要になります。
しかし、CMSと呼ばれる仕組みを使うことで、プログラミングの技術や知識がなくても、管理画面上から簡単にサイトを更新することができるのです。
他にはどんなCMSがあるの?
実は、世の中にはたくさんのCMSが存在します。
その中でも、WordPressと同じサーバーにインストールして利用するタイプのCMSには次のようなサービスがあります。
Movable Type
Movable Type は、2001年から開発が続く CMS(コンテンツ・マネージメント・システム) ソフトウェアです。ウェブサイトでの利用はもちろんのことながら、REST API を搭載しているので、様々なフロントデバイスから利用することが出来ます。また、Movable Type 7 から導入されたコンテンツタイプ機能により、柔軟で再利用しやすいコンテンツを設計・運用することが出来ます。
引用:Movable Type ドキュメントサイト
Movable Typeの特徴
・静的コンテンツの構築が可能
・日本の企業が提供しているためサポートが充実
concrete5
Concrete CMS (concrete5) とは、ウェブサーバー上で、誰でも簡単で、しかも直感的にホームページの運営管理が出来る、手軽で画期的なCMS(コンテンツ・マネージメント・システム)です。
市販ホームページ作成ソフトの利便さと、サーバー上でコンテンツを管理するCMSの利点を併せ持っています。
引用:concrete5 japan Concrete CMSを知ろう!
concrete5の特徴
・ドラッグアンドドロップで直感的にサイトを作成できる
・細やかな権限設定が可能なため、大人数での編集、管理に適している
Web Meister
『Web Meister』のインターフェースは、「マニュアルを必要としない使いやすさ」というコンセプトのもと開発されています。オフィスが扱えるスキルがあれば、コンテンツの編集は簡単に行なうことができます。Web Meister 5jでは、HTML5 + JavaScript技術をインターフェースに採用。プログレッシブ ウェブアプリ(PWA)として開発いたしました。
引用:Web Meister Web Meisterとは
Web Meisterの特徴
・XMLとXSLをベースにJavaアプレット上で動作する
WordPressのメリット
導入コストが抑えられる
WordPressは、オープンソースソフトウェアと言って、世界中の誰でも自由に使用、改良することができるソフトです。
そのため、WordPressそのものは無料で利用することができるので、「ホームページを簡単に作成したいけど、初期コストは抑えたい」という方にもオススメです。(※サーバーやドメインは別途費用が発生します)
情報が豊富
先述のとおり、WordPressには世界中に多くの利用者がいます。
他のCMSと比べても情報が豊富で、インターネット上の情報はもちろん、書籍や動画教材も多く、学びやすい環境が整っています。
自分でサイトを制作する場合、分からないことが出てくることもあるかと思いますが、たいていの問題は検索すれば解決策を見つけることができるでしょう。
サイトの更新・投稿が簡単
サイトは構築して終わりではありません。
企業の場合、サイト公開後も、クライアントに向けた重要なお知らせや日々の様子を投稿する必要があるかと思います。
WordPressでは、ダッシュボードと呼ばれる管理画面から、簡単に文字入力を行うだけで記事を作成、投稿することができるため、都度制作会社へ依頼することなく、担当者自身で好きなときに投稿を行うことができます。
プラグインによる拡張性の高さ
WordPressには、「プラグイン」と呼ばれる拡張機能が数多く用意されています。
WordPress本体やテーマに必要な機能が入っていない場合でも、プラグインを利用することで、様々な機能を搭載することができるのです。
この拡張性の高さはWordPressの特徴の一つ。様々なプラグインを駆使することで、一般的なWebサイトに必要な大抵の機能はカバーすることができます。
WordPressのデメリット
セキュリティ面のリスク
WordPressは、そのユーザー数の多さやオープンソースであることから、悪意のある攻撃の標的になりやすいと言われています。
WordPress本体だけでなく、テーマやプラグインも含め、セキュリティ対策を十分に行う必要があります。
定期的なアップデートが必要
WordPressを利用する場合、次のような理由から定期的にアップデートを行う必要があります。
- セキュリティ向上
- 最新機能が利用できる
- 不具合の改善
制作会社とホームページの保守契約を結んでいる場合は、契約内容にもよりますが、基本的には必要なアップデートも行ってくれるところが多いので、あまり気にする必要はありませんが、個人や自社で運用管理を行う場合、アップデートも忘れずに行いましょう。
WordPressのテーマとは?
テーマはデザインや機能が組み込まれたテンプレート
WordPressの「テーマ」とは、デザインや機能が組み込まれたテンプレートのこと。
WordPressには数多くのテーマが存在します。ダッシュボード(管理画面)からテーマを一つ選択・設定するだけで、美しいデザインを瞬時に導入することができます。
テーマには有料のものと無料のものがありますが、初めてサイトを作る場合、まずは無料のテーマから始めてみて操作に慣れてから本格的に有料テーマを使用することをお勧めします。
テーマのフォルダ構成
WordPressをインストールすると、「wp-admin」「wp-content」「wp-includes」という3つのフォルダと、「wp-」から始まるさまざまなファイルが保存されていることが分かります。
「wp-admin」・・・管理画面の表示に関するファイルが保存される場所
「wp-content」・・・テーマやプラグイン、アップロードした画像が保存される場所
「wp-includes」・・・WordPressのコア機能が保存される場所
この中で、テーマに深く関わるのが「wp-content」フォルダ。
「wp-content」の中には「languages」「plugins」「themes」「uploads」という4つのフォルダがあり、この「themes」というフォルダにテーマが保存されます。
WordPressのプラグインとは?
「プラグイン」とは、WordPress の機能を拡張するPHPスクリプトのこと。
欲しい機能がWordPress本体やテーマに搭載されていなくても、プラグインを利用することで、新たな機能を追加することができます。
まとめ
今回は、世界中のWebサイトの4割という圧倒的シェアを誇るWordPressについて解説してきました。
誰でも無料で使い始めることができるので、気になる方はぜひ試してみてください!