UXという言葉を聞いたことはありますか?ものが溢れる現代において、商品やサービスの世界では、UX(ユーザーエクスペリエンス)デザインの重要性が高まっています。
今回は、UXデザインについて日常での例をあげてわかりやすく解説します。
UXとは?
UXとはUser Experience(ユーザーエクスペリエンス)の略で、直訳してしまえばユーザー(顧客)の体験のこと。ユーザーが製品やサービスを通じて得られるすべての体験を指しています。
ちょっとピンとこないですよね。
UXを理解するために、電車に乗る体験を考えてみましょう!
電車に乗る時には、まず電車の時間を調べて、切符を買い、改札を通って電車に乗り込みますよね。
この時、電車を調べる行為や、改札からホームまでの経路、駅員さんの案内、次の電車が来るまでの待ち時間、乗車時間、目的地での下車など、一連の体験とそこから生まれる感情すべてがUX(ユーザー体験)なのです。
UXとUIの違い
UXと似た言葉で「UI」という言葉があります。
UIはUser Interface(ユーザーインターフェイス)の略で、ユーザーとその製品・サービスの全ての接点を指す言葉です。
先ほどの電車の例でいうと、券売機の操作画面や電光掲示板、自動改札機など、ユーザーとサービスの接点となり、見た目や操作に関わる部分がUIとなります。
つまり、UIは「見やすく、使いやすいか」を、UXは「それを使った結果、どんな体験をし、どのように感じるか」を表します。
UXデザインとは?
ここまででUXについて、何となくイメージがついたでしょうか。
では、UXデザインとは何か?
UXデザインは、ユーザー体験を設計すること。先ほどの例でいうと「電車に乗る体験が快適で心地よくなるように(良いユーザー体験が出来るように)設計すること」なのです。
UXデザインは、幅の広い概念ですが、製品やサービスを使用する際のユーザーの体験全体に焦点を当てた設計プロセスで、ユーザーに満足感や快適さを提供することを目的としたデザインの取り組みを意味しています。
つまり、ユーザーが違和感なく、快適にサービスを体験できるようにデザインすることがUXデザインの目的なんです。
まとめ
今回はUXデザインと、UIとの違いについて解説しました。
みなさんも日々の暮らしの中で、いいUXはないか意識して探してみてください!