最近、お客様との会話の中で、プライバシーポリシーについて聞かれることがありました。
2022年4月には改正個人情報保護法も施行され、ますます関心が高まってきているものの、「聞いたことはあるけど、よく分からない。」という方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回はプライバシーポリシーの意味や必要性、作成方法について解説していきたいと思います。
プライバシーポリシーとは？
プライバシーポリシーとは、個人情報を、どのように管理し、何のために利用するのか、等、その収集や活用、管理、保護などに関する取り扱い方針を明文化したもののことを言います。
プライバシーポリシーは、よくWebサイトの最下部に設置されており、「プライバシーポリシー」「個人情報保護方針」という名前のページが用意されています。
プライバシーポリシー作成の必要性
では、プライバシーポリシーの作成は義務なのか？
答えは「No」です。
ですが、個人情報保護法によって、個人情報の利用目的を公表するか、本人に伝えることが義務付けられているため、プライバシーポリシーの設置は個人情報を取り扱う全ての事業者にとって欠かせないものとなります。
また、個人情報の利用目的や管理方法をわかりやすく示すことで、個人情報に関する法律上の義務を果たすだけでなく、サイトを利用するユーザーの不安を和らげるという効果もあります。
プライバシーポリシーの記載事項
ホームページを、制作会社に外注して作成しているところも多いかと思いますが、プライバシーポリシーに記載する内容は他人に丸投げせず、必ず自社の事業や運営サイトの実情に沿ったものを作成しましょう。
一般的な記載事項はこちら。
・個人情報取り扱いに関する基本方針
・個人情報の定義
・個人情報の取得方法
・個人情報の利用目的
・個人情報の管理方法
・個人データの共同利用について
・個人データの第三者提供について
・個人データの開示、訂正等の手続きについて
・個人情報の取扱いに関する相談や苦情の連絡先
・SSLセキュリティについて
・Cookie（クッキー）について
弁護士法人咲くやこの花法律事務所 プライバシーポリシー（個人情報保護方針）とは？わかりやすく解説！
プライバシーポリシーは以下の方法で作成することができます。
・プライバシーポリシーの雛形や他社のホームページを参考にして自社で作成
・弁護士や行政書士に相談、依頼
・プライバシーポリシー作成ツールやホームページ作成ツールの自動生成機能を利用
いづれにしても、必ず内容をチェックし、個人情報の利用目的や共同利用の有無など自社の実情にあっているか確認しましょう。
まとめ
今回は、プライバシーポリシーについて、その必要性や作り方を解説しました。
まだ設置していない企業や個人の皆様、この機会に作成してみてくださいね。
